グリーンワークス

グリーンワークスとは?

庭に植えられた樹木と草花のイメージ

「グリーン」は「植物」のこと。
樹木や草花を植えたり、剪定などの管理をしたりという植物を扱う庭仕事が「GREEN WORKS」です。

花風通のグリーンワークス

五感に響く植栽

家に住む人の心を癒してくれるのが庭です。
そんな庭をつくるためには緑(植物)が欠かせません。
庭の主役は植物です。
花風通は、五感で癒され、楽しむこができる植栽をご提案しています。

視覚的な癒し

青空と木漏れ日が差し込む樹木の葉(視覚的な癒し)

植物の緑は目に優しく、木漏れ日のもたらす自然のゆらぎは心に癒やしを与えてくれます。
花風通が大切にしているのは、高木が日陰を作り、その下で低木や下草が共生する自然に近い植栽です。
主役となるシンボルツリー(高木の陽樹)から、サブツリー(低木の陰樹)足元のグランドカバープランツ(地面を覆う緑)まで、植物それぞれの性質を理解し、お互いを支え合うような植栽計画を立てることで、植物がのびのびと個性を発揮できる美しい庭景をつくり上げます。

聴覚的な癒し

ヤシやユッカ類を植えた庭の植栽(聴覚的な癒しをイメージ)

窓を閉め切った室内では味わえない庭の魅力は、風に揺れる枝葉の音や鳥のさえずり、虫の声といった「自然の音色」を五感で楽しめることにあります。
窓を開けてくつろぐだけで、外から流れ込む音のゆらぎが住む人の心を穏やかに癒やしてくれます。
さらに、庭に小川のような「水の流れ」を添えれば、せせらぎによる高いリラックス効果も加わり、心地よい安らぎをもたらす空間が完成します。
庭から聴こえる自然のゆらぎの音が、住む人を心地よくさせてくれるはずです。

嗅覚的な癒し

白い小花が密集して咲くカラミンサのようなハーブの草花(嗅覚的な癒し)

花や葉から漂う豊かな香りは、庭をさらに心地よい空間へと変えてくれます。
花風通では例として、ミントのような爽やかな香りで夏から秋まで彩り、ハーブティーやお風呂でも楽しめる「カラミンサ」をおすすめしています。
こうしたハーブ類は鹿の食害に遭いにくいため、岩手県沿岸地域にお住まいの方にも最適です。
また、金木犀やクロモジなどの香る樹木や、雨上がりの土が放つ「ペトリコール」の香りは、庭が「自然とのつながりを実感できる場所」であることを教えてくれます。
みどり(植物)の香りや土のにおいのする庭は「自然とのつながりを実感できる場所~SMELL OF EARTH~」なのです。

味覚を楽しむ

フェンスに沿って実をつけたベリー類の樹木(味覚を楽しむキッチンガーデン)

実を食べれる植物を植えて育てると、見た目だけではなく味覚でも庭を楽しめるのでおすすめです。
家族はもちろん、親しい友人を呼んで庭で育てた新鮮な果実を食べたり、育てたハーブを摘んで料理に加えたりするのもガーデニングの楽しみのひとつです。
最近はキッチンガーデンのスペースや菜園をデザインに組み込むことも多くなりました。
岩手の沿岸部で簡単に育てられ、実や葉を食せるおすすめの庭木をいくつか紹介します。

中高木樹 ジューンベリー、ヤマボウシ、ヒメリンゴ(クラブアップル)、アズキナシ、ゆず
低木樹 ナツハゼ、ブルーベリー、アロニア、エルダーフラワー(セイヨウニワトコ)、ローズマリー、ブラックベリー、ラズベリー、黒スグリ(カシス)

触覚を楽しむ

土と幼苗を両手で包み、植物と触れ合う様子(触覚を楽しむ)

草花を自らの手で植え、手入れをし、実りを収穫する。
指先を通じた植物や土との触れ合いは、植物の質感や温度を肌で感じることができます。
ススキの穂の柔らかな感触や苔のしっとりとした質感、素足で歩く芝生の心地よさは、私たちの心に深い安らぎをもたらしてくれます。
愛情をもって触れることで植物と心を通わせて、安らぎを感じてほしいと思います。

手間のあまりかからない
「ローメンテナンス」な植栽

整形した常緑樹と砕石敷で手入れ負担を抑えたローメンテナンスな外構植栽

管理に手間のかからない庭や植物がほしいという考えは一般的ですし、その通りだと私も思います。
昔と違い、現代は核家族で共働きのご家庭が多いことを念頭に、庭や植物の手入れをなるべく最小限にするデザインでご提案しています。

やれる範囲で無理なく、お客様ご自身で手入れを楽しくやってもらえれば、庭は輝き続けます。
直接花や木々に触れることで、育てている人の愛情が植物に伝わり、見る人を感動させるような庭になると思います。
引き渡しの時に、我々が植えた植物の管理方法の資料をお客様に渡していますので、その資料を参考に育てていけば安心です。
庭を我々がつくった時、植物を植え込んだ時がゴールではなく、スタートです。
植物と心を通わせながら、安らぎや癒しを感じてほしいと思います。

ローメンテナンスな植栽の
ポイント

  • 成長するスピードが穏やかな樹を選ぶ
  • 少ない手間で楽しめる雑木と宿根草を選ぶ
  • 自然樹形を生かす
  • グランドカバープランツ(地被植物)で草取りの手間を省く
  • 大きくならない低木類を植える

行ってほしいメンテナンス

  • 植え付け直後の水やりと夏場の水やり
  • 草取り(大きくなる前に早めに抜く)
  • 落ち葉ひろい
  • 花がら摘み(咲き終わって枯れた花を指先やハサミで摘み取ることで株が若返り、また花が咲く)
  • 茎の切り戻し(伸びすぎた茎を短く切って草姿の乱れを整え、茎が再生して開花期間が延びる)
  • 不要枝を切る(地際から伸びる「ひこばえ」や、まっすぐ上に伸びすぎた「徒長枝」等の不要な枝をノコギリで切り落とす)
  • 施肥(落葉樹や宿根草は冬場に行う)
  • 虫がついていないか、調子が悪くないか観察する

※混みあった枝を切る「枝透かし剪定」は我々プロに任せるのが無難です。落葉樹は冬に行います。

厳選した植物を適材適所に植栽

多様性を重視してバラエティーに富んだ宿根草の庭

黄花やピンクの花、グラス類を組み合わせたバラエティ豊かな宿根草の花壇

宿根草を植えたお庭や花壇のいちばんの楽しみは、
いろいろな種類の草花が互いにバランスよく調和して、
生き生きと花を咲かせるのを眺めることです。
草丈や姿の異なる植物を組み合わせることで、上下左右への動きが生まれ、
空間に豊かな表情と奥行きが備わります。
環境に適した植物を選べば、手軽に長く楽しめるのも宿根草の大きな魅力です。

フォルムのいろいろ

横に広がるタイプ、丸くこんもり茂るタイプ、縦にすらっと立つタイプ、緩やかな曲線タイプなどのフォルムの違いを活かして植栽していきます。

カラーリーフプランツを効果的に使用

花が少ない季節も美しい景色をつくるために、葉色の美しい植物を織り交ぜながら植栽していきます。
一般的な緑色ではなく、銀白色、赤色、銅色、斑入りなどの様々な葉色を楽しむ植物がカラーリーフプランツと呼ばれます。

適地適木

青空を背景にしたオリーブの庭木(適地適木の一例)

植物にはそれぞれ個性や好みがあるので、それを無視した植栽をしてしまうと枯れてしまう可能性もあります。
また、その土地の気候に合うかどうか、数年後の樹高などを考慮してプランニングを行うことが大切です。
岩手県沿岸南部は東北地方の中でも比較的穏やかな気候に恵まれており、県内陸部に比べると冬の寒さは厳しくはありません。
関東や関西地区で人気のオリーブも、寒さに強い品種を選んで植えれば問題なく冬越しして育てることが出来ます。
同じく人気の「オージープランツ」と呼ばれるオーストラリアやニュージーランド原産の植物達(ユーカリやミモザ等)も、寒さに強いものを選べば庭に植えても大丈夫のようです。
ただし、日当たりや水はけ、風当りなどの環境が整った場所に植える必要があります。

北国のドライガーデンへの挑戦

ドライガーデンが日本でブームになっています。
一般にドライガーデンというと、北米のメキシコやカリフォルニアの乾燥地帯に育つ植物を基本にした、
スタイリッシュなデザインの庭を指します。
ドライガーデンのデザインの特徴は、表土を化粧砂利や岩で覆い、
乾燥地帯をイメージさせるような植物を選んで植え付けます。
植栽は直線的なフォルムのものや多肉質のものが多く、全体的にシャープな印象です。
潤いに満ちたイングリッシュガーデンとは対照的に、
乾燥した自然美を楽しむことに重点を置いています。

ドライガーデンのメリット

  • 夏の高温乾燥が続くような季節に魅力を発揮する
  • 水やりの手間が少なく、管理が楽
  • 剪定などの手間が少なく、ローメンテナンス
  • 景観が崩れにくい

ドライガーデンのデメリット

  • 降雨量が多い季節に傷んでしまう心配がある
  • 冬の寒さが苦手な植物が多い
  • 景色が単調になりやすい
  • 景観結実する植物が少ないので、秋の実りを楽しめない
鉢植えのアガベなど、ドライガーデン向けの多肉質な植物

ドライガーデンの実現

銀青色の針葉樹を中心に植えたドライガーデン風の植栽

我々が暮らす気仙地域でも、適切な植物の選択とデザインによってドライガーデンは実現できます。
年間最低気温に合わせた植物選び(※1)がドライガーデンの成功の鍵を握ります。
寒い地域では、冬季に寒冷紗やこもを使用して植物を保護するなど、
寒さ対策を講じることで植物を健康に保てます。
私は寒さが苦手な植物を植えることをこれまで積極的にはしていませんでしたが、
ここ数年ココスヤシの問い合わせが増えたことをきっかけに、
「北国のドライガーデンづくり」への挑戦を始めています。

2022年にココスヤシを大船渡市内の当社畑に植えて様子を見ていますが、
冬囲いをして寒さ対策をしなくても、多少葉が痛むだけで健康に育っています。
そして、ドライガーデンに興味のあるお客様に自信をもってお勧めできる植物をご提案するために、
2026年内には北国の寒さに十分耐えれる特性を持った植物(※2)を植えて
サンプルガーデンをつくり、育てていく予定です。

※1 その場所の年間最低気温だけを基準に、地域をランク分けした耐寒性ゾーン地図「USDA Zone」を目安に、寒さ対策をせずに地植えしても大丈夫なのかを判断しています。
ただし「USDA Zone」だけではなく、日本特有の気候にも注意する必要があります。
大船渡市、陸前高田市、釜石市などの岩手県沿岸南部地域は「8a」に分類され、年間最低気温は−12.2°Cから−9.4°Cの間です。
植えたい植物の耐寒性がこの範囲かどうかを確かめます。
極端な寒波(-10°C級)が予報された時だけは保護が必要です。

※2 植え付け予定植物は、アガベオバティフォリア、アガベパリー、アガベハバディアーナ、アガベユタエンシス、ユッカロストラータ、ユッカアロイフォリア、ユッカゴールデンソード、ユッカフィリフェラ、セダムアトランティス、セダムオータムジョイ、セダムサンダーヘッド、セダムマトロナ、デロスペルマ、ヘスペラロエパービフローラ、などです。

洋風で鑑賞性が高い針葉樹“コニファー”

常緑樹であるコニファーは、一年中美しい葉色や樹形を保つため、
目隠しや生垣、クリスマスツリーとして庭づくりに欠かせない存在です。
青みを帯びた希少な葉色や多彩なフォルムを組み合わせることで、
立体的でコントラストの効いた景観を作れるのが魅力です。
針状の葉は寒さや乾燥、雪にも強く、岩手県の厳しい気候にも適した強健な性質を持っていますが、
成長が早く巨大化しやすい性質には注意が必要です。
そのため、管理しやすいよう成長の遅い品種や矮性種、
地面を覆う匍匐性(ほふくせい)のものを賢く選ぶことが、
美しい庭を長く維持するポイントとなります。

コニファー ロッヂ

花風通は立ち上げ当初から、日本有数のコニファーナーセリー「コニファーロッヂ」さんから
様々な植物を仕入れてお客様のお庭に植えてきました。
樹の特徴や育て方などをいつも聞きながら頼りにしているナーセリーさんです。
寒さや雪の厳しい岩手県滝沢市で、北国の環境に強い魅力的な植物を長年育てられています。
希少な品種も多く、県外からも愛好家が訪れる園内では、多種多様なコニファーや花木、
宿根草などがのびのびと育つ姿に触れられ、訪れるたびに新たな発見があります。
一般の方も予約制で見学が可能で、Googleページに掲載された豊富な写真からも、
その多彩なラインナップを垣間見ることができます。